S.N.
2016年春入社
立命館大学 大学院 生命科学研究科 生命情報学コース卒業
優れたリーダーも最初から優れていたわけでなく、常に謙虚であることを忘れずに成長を続けている
《学校で勉強したこと》学校では様々なことを学びましたが、中でも大学・大学院の3年間の研究から学んだことは大きかったと感じています。研究は生体組織の数理モデリングというテーマで、生体機能を数式で記述して理解し、臨床に役立てることを目的に進めていました。専門的な知識に触れることはとても刺激的で興味深く、有意義な時間を過ごせたなと思います。とはいっても、今振り返ると求められる知識は高度で、正直なところ当時の自分には理解が追いつかなかったなと思うことももちろんあります。また、当時は自分なりに一生懸命取り組んでいたのですが、本当に失敗も苦労もめちゃくちゃ多かったですね(笑)。ただ、経験を通して世界の見え方も変わりましたし、今の仕事のベースとなっているスキルや考え方、姿勢は研究を通して学んだことなので、一生懸命取り組んでよかったなと本当に思います。
《学生の時、どんな人になりたいと思っていましたか?》
正直な話、私はあまり出来の良い学生ではなかったので、模範となるような明確で高い志を持っていたわけではありません(笑)。ただ、私は幸運にも大学のときに優れた友人や研究室の先輩、後輩に出会うことができました。もちろん、自分が彼らのようになれると思ったわけではなかったですが、彼らからはたくさんの刺激を受け、不器用な自分も少し高めの目標に向かってチャレンジする人になりたいと思うようになっていきました。良い人に出会えたことに関して、自分は本当にラッキーだったなと思います。
《今までの人生、ハッとした経験、モノの見方が変わった出来事を教えてください。》
これまでにターニングポイントとなることを何度か経験していますが、中でもGEに入社したことは私の人生において大きな転機となったことは疑いようがないです。入社時からリーダーたちとお話する機会を設けていただいて、どんな習慣がありますか?と聞いていたらみなさん共通して内省する習慣をお持ちでした。それに気づいて以来、自分も真似をして、こまめに自分の行いを振り返るようになりました。そうすると客観的に自分のことを捉えることができ、日々の生活から仕事、ちょっとした言動まで「あの方法はあんまりやったけどこの方法やったらいけそうやな」とか、「○○するのが良いって言われてるけど、記録取って見てみるとそんなに自分には効果なさそう、もしくはやり方悪いのかも」といった仮説を立てて検証してみるという思考が定着してきました。そして、修正を繰り返していく過程で、優れたリーダーも最初から優れていたわけでなく、常に謙虚であることを忘れずに成長を続けているという事をはっきりと認識できるようになり、その事実にとても勇気づけられています。
《何のインターンシップをしましたか? インターンシップは今の仕事、ご自身の人生にどのように役立っていますか。》
学生のとき就職活動として、製造メーカーやSI業界でのエンジニアリング、コンサルティング会社での事業立案といったインターンシップを経験しました。インターンシップでは実際に業務を経験し、中からでないと見えない世界がたくさん広がっていることに気づき、そして業界・会社での違いも様々だったと感じました。この経験から進む業界や職種、会社の文化は自分に合いそうかどうかをイメージしながら考えられるようになったのは大きな収穫だったと解釈しています。
《入社してから今までのポジションと、仕事内容、経緯を教えてください。》
新卒でGEに入社してから約3年ですが、これまで一貫してソフトウェアエンジニアとして、超音波診断装置の新製品開発に携わってきました。現在は装置の安全監視系を主に担当しており、お客様に安心して装置を使ってもらえるよう、安全を保障するために必要な機能の開発に努めています。業務を進めるにあたっては、日本の他にもアメリカや韓国といった開発拠点があり、グローバルにチームと連携しながら開発しています。ここで、「全部上手くいってんで!」と言えればカッコいいですが(笑)、実際はなかなか上手くいかないことも多いですし、グローバル開発ならではのチャレンジもあります。加えて、個人としてもまだまだ相変わらず不器用で失敗も多いですね(笑)。ただ振り返ってみて、「うーわ、めっちゃ失敗してもうたな…。」と思えることほど自分の中に糧として残るものはないと思っていますし、着実に自分で出来ることが増えているという成長の実感があるので、これまでのチャレンジを楽しんでこれたと思います。
人材育成で世界的に有名なGEでならきっと良い経験が積める
《なぜ、医療業界で働きたいと思いましたか。他に希望した職種や業種はありますか。その上で医療業界にした決め手は?》今から考えれば曖昧で漠然としていたな、詰めが甘いなと思えるんですが(笑)、就職活動のときには自分なりに考えた会社を選ぶ軸をいくつか持っていました。その中には人々の健康、医療に貢献できるかどうかという軸があったんですが、これは昔から自分の中で、単純に「健康って、ええやん!」という想いを持っていたこと、そして、お金をもらうことは人の困りごとを解決することだと思っていたので「せっかくやったらみんなの健康に貢献しながら働くことができたらええなあ」という想いから来ていました。
《なぜ、GEに入社を決めましたか。》
最終的に選択肢として残った仕事(会社)はどれも本当に魅力的なものだったと思いますが、総合的に、近い将来一番自分が成長してそうだ、と思える選択肢としてGEを選びました。当時から自分の周りの環境を選ぶ大切さは感じていて、人や組織について意識していましたが、知っていたGEの方や採用試験・面接で出会う方々のレベルの高さには当時とても興奮したことを覚えていますし、人材育成で世界的に有名なGEでならきっと良い経験が積めると信じて疑いませんでした。実際にGEに入ってみて見えた世界、経験を重ねていくうちに見えてくる世界がありましたし、GEに入社を決めた事は私の人生で最もよかった選択の一つと考えています。
上手く行かない方法を1万通りも見つけるくらい色々と試したからこそ数々の発明があった
《あなたご自身、業界、会社が抱えている課題は何ですか。 それを改善するのに力になってもらいたい人はどんな人ですか?》課題というと様々なレベル、レイヤーのものがあると思いますが、一般的にGEでは日頃から現状をより良く変えようという意識が強いですし、それ自体とても良いことだと私は感じています。「こうすればもっと良くなると思うので、変えてみましょう」ということを積極的に、そして建設的に提案し、最終的には周りを巻き込んで動かせる人材というのはどのポジションでもありがたがられるのではないかと想像しています。
《GEで働くことによって、「自分」のため、「日本」のため、「世界」のためになることは何ですか?》
GEではキャリアに関する話題がいたるところから聞こえてきます。私は仕事を通して自己実現をすることが良い働き方だと考えていますので、働きながら「自分にとってよい自己実現の選択肢は何か?」について考え、次のキャリアの機会を探すことができる環境というのはGEの魅力だと感じています。そして、外資系でありながらもGEの製品が多くの日本のお客様のもとで活躍していることを思うと、日本社会に貢献できていると言えるかなと思います。また、私たち開発部隊が作った製品は日本のみならず世界でも多くの人々に届けられ、日々の暮らしを支えています。自分たちの仕事が世界に展開されることを考えれば、世界にも貢献していると解釈してもいいですよね。
《将来こうなりたい、という自分の将来像はありますか?その将来像に近づくため今、どんなことをしていますか?》
これまでの人生で、苦しいときでも周りを活気付けて鼓舞できる素晴らしい人々に出会うことができ、とても感心した経験から、彼らのように人徳があって周りから信頼される人に憧れを抱いてます。一方、私はというと、まだまだ技術的に未熟で自分のことでいっぱいになってしまったり、セルフコントロールの技量が足らず心が乱れていると客観的に自分を認識することが多く、心技共にまだまだ研鑽が足りないと感じています。今のポジションはエンジニアなので仕事をリードする上でハードスキルの研鑽はもちろん大事ですが、ソフトスキルの面でも、優れた方々を観察したりお話を伺ったり、本を読んで得たアイデアを実践することで対人的なスキルを向上させて、彼らの背中を追いかけようとしています。精神の鍛錬という観点では、もちろんレジリエンスを高める技術を実践していく事は大事ですが、自分の弱さや苦難を乗り越えるよう、より現実的で楽観主義に基づいた解釈で物事を捉え直す事も心がけています。
《社内で目標にしている人、又はインスパイアされた人はいますか?それはどんな方でなぜですか。》
GEは社内に様々なタレントを抱えており、私が知っている限りでも大変優れた、新卒同期や先輩、リーダーが在籍しています。私が彼らから学ぶことは尽きないですが、中でも、どのキャリアステージであっても慢心せず謙虚で、学び続ける姿勢をお持ちな方々を本当に尊敬しています。人は社会的立場が上がれば上がるほど、自分にとって耳の痛い話が入ってこないようになるものと想像しますが、たとえリーダーのポジションであっても下からfeedbackを積極的に得ようとし、耳を傾けて改善の機会を見つけることが上手い方に出会った時は、本当に心の底から感心します。
《社外で目標にしている人、又はインスパイアされた人はいますか?それはどんな方でなぜですか。》
社外にも社内同様、尊敬できる方々を知っていますし、彼らもまた積極的に学ぶ姿勢をお持ちと感じます。会う度にまた一つ学ばれているところを感じると、自分もそう思ってもらえるようにといつも身が引き締まります。また、私は本オタクでよく本を読んでいますが、古典として今も書物が残る偉人からは本当に学ぶことが多いです。中でも中国の著作家である洪自誠は私にとって素敵な言葉をたくさん残してくれていて、特に「道に達した人は苦しみに打ち勝つことが喜びになる」という考え方にはいつも鼓舞されていますし、自分のチャレンジの根底にある考え方になっています。
それからEdisonの”I have not failed. I've just found 10,000 ways that won't work.”という言葉は好きですね。失敗とは単なる解釈であって、上手く行かない方法を1万通りも見つけるくらい色々と試したからこそ数々の発明があったのだ、と想像するとEdisonは本当に偉大だったのだと思います。
《ご家族やご友人に、GEをどのように紹介しますか。(GEってこんなところ)》
GEは、少し背伸びしたことにチャレンジしたい、仕事を通して自己を高めたいという想いを持っている方には、良い機会がたくさんある会社だと思います。自分から手を挙げればやりたいことができる環境があると感じていますし、主体的にキャリアを築く意思のある方にはぴったりだと思います。
開発部門の2020新卒採用&2019夏のインターンシップ情報はこちら:
2020年新卒採用:CT Development Engineer
2019年夏のインターンシップ:開発エンジニア