新生児集中治療室（NICU）は、悲しみで胸が痛くなる場所にも、喜びで心が満たされる場所にもなります。それは両親にとってだけでなく、乳児とその両親との密接な絆を築いてきた看護師にとっても同様です。私はNICUの看護師として勤務してきた23年間の経験の中で、多くの赤ちゃんたちから多大な影響を受けてきましたし、親の愛が持つ深さと力強さを感じさせる数々のストーリーを目撃してきました。

NICUでは家族が持つあらゆる背景を目にすることになりますが、ケアの範囲は赤ちゃんたちだけでなく、その両親にまで及びます。聞き慣れない専門用語をわかりやすく説明したり、圧倒される機器類から威圧感を感じさせないように気分を和らげたりします。また、自分を失わないように落ち着かせたり絆を築き上げたりすることも、両親と乳児の両方の健康にとって重要なことです。

複雑な技術的進歩の結果、小さくてか弱い赤ちゃんたちの命を救える可能性は高くなりましたが、NICUで求められる重大な決断も複雑になっています。ハイテク機器や「奇跡の生還を遂げた赤ちゃん」の話には感動させられますが、現実のNICUではもっと多くの日々の（あるいは数時間単位の）ストーリーが進行しており、NICUの看護師や医師、そして親たち全員が経験しています。

私たちは常に小さな患者さんたちの微妙な状態の変化に耳を澄ませ、眼を光らせています。長年の経験を積んできた看護師は赤ちゃんに対する第六感のようなものが働くようになり、ケアにおいて重要な役割を果たすようになります。両親に接するときは、親御さんと乳児の架け橋となり、未熟な赤ん坊が意思を伝えるために使う特徴的な仕草などを覚えてもらうようにしています。また、子供が成長していく過程の中で、両親の存在が非常に重要な役割を果たすことも認識してもらっています。

※使用者の体験談話であり、製品の仕様を担保する記載ではありません。

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