AIが導く、より確実で迅速な心エコー検査Vscan Air SL with Caption AI

ポケットエコーVscan Air SLに心エコーにおけるガイダンスとAuto EFを可能にするCaption AIが登場。ガイダンス機能では、目的の断層像の描出に向けてリアルタイムに適切なプローブポジションのフィードバックを提供し、検査者の教育に役立ちます。ガイダンスで描出された画像が診断適性基準を満たすと自動的に保存され、検査者による画像品質のばらつきの低減に寄与します。さらに、取得画像からAuto EFにより左室駆出率(LVEF)の推定値が表示され、定量的な評価をサポートします。
At a glance

Auto EF計測

取得された画像より、最小1断面からLVEFの推定値を自動算出 視覚的なEF(Visual EF)評価を補助

ガイダンス機能

目的断面の描出に向けてリアルタイムにプローブ走査をガイダンス

クオリティメーター

リアルタイムで描出中の画像品質を評価し 診断に適したレベルに達しているかを即時判定

最適な動画の保存(Save Best Clip)

取得した断面の中から画質評価に基づき 最も適切なシーンを自動的に選択し、動画として保存

心エコーをもっと手軽に Caption AIが提供する主な機能を 4つ紹介します。 

明確なガイダンス

心臓超音波検査で用いられる標準的な断面に対応し、目標断面の描出をサポートします。プローブの位置や動かす方向を、画面上のアイコンとテキストでリアルタイムに提示し、適切な走査をガイドします。

自動保存(Auto Capture)

取得された画像が診断に適した品質に達しているかをリアルタイムで評価し、基準を満たすと自動的に保存が開始されます。カスタマイズ可能なプロトコルに沿って一連の検査がハンズフリーで完了します。

最適な動画の保存(Save Best Clip)

リアルタイム評価で品質基準に達しない場合でも、AIが取得中の画像から最良の動画ループを選別。ワンタッチ操作で、診断に最も適したシーンを保存することが可能です。

Cardiac Interpretation(Auto EF)計測

十分な品質で取得された画像からLVEF(左室駆出率)の推定値が自動算出されます。 最小で1断面から計測可能であり、複数断面を用いることで算出精度がさらに向上します。これにより、迅速かつ簡便な心機能の定量評価が実現します。

FAQs

 
 
Vscan Air SLに搭載可能な、Caption AIによるAI技術を用いた心臓超音波検査のガイダンス機能です。Caption AIソフトウェアにはCardiac Guidance機能とCardiac Interpretation機能が含まれています。
• Cardiac Guidanceは医療従事者の心臓超音波検査における画像取得の支援を行います。
•Cardiac Interpretation(Auto EF)はLVEF(左室駆出率)を自動で算出します。算出にはPLAX、AP2、AP4の内、少なくとも1断面、もしくはそれ以上の断面の組み合わせで撮像をする必要があります。複数断面を取得することにより算出されるEFの精度は向上します。
• Parasternal Long-Axis (PLAX):傍胸骨長軸像
• Parasternal Short-Axis Aortic Valve (PSAX-AV):傍胸骨短軸像 大動脈弁レベル
• Parasternal Short-Axis Mitral Valve (PSAX-MV):傍胸骨短軸像 僧帽弁レベル
• Parasternal Short-Axis Papillary Muscle (PSAX-PM):傍胸骨短軸像 乳頭筋レベル
• Apical 2-Chamber (AP2):心尖部2腔像
• Apical 3-Chamber (AP3):心尖部3腔像
• Apical 4-Chamber (AP4):心尖部4腔像
•Apical 5-Chamber (AP5):心尖部5腔像
• Subcostal 4-Chamber (SubC4):心窩部4腔像
• Subcostal Inferior Vena Cava (SC-IVC):心窩部下大静脈
AI技術によるLVEF(左室駆出率)の推定です。EFは循環器専門医が心機能を評価するために広く用いられている指標です。各検査の終了時に、十分な品質のPLAX、AP2、AP4が1つまたは複数取得された場合、EFが算出されます。ASE及びACEPガイドラインに基づいてEFが正常範囲内にあるかどうかを示します。
Cardiac Guidance中でもカラードプラやその他モードへの切り替えができますが、現時点ではカラードプラ画像を撮影するためのガイドとしてはご使用いただけません。なお、カラードプラへ切り替えた場合にはフリースキャンモードとなりガイダンスが中断しますが、いつでも任意のタイミングでガイダンスに戻ることができます。  
現在、Caption AIはVscan Air SLとの接続においてiOSもしくはAndroidの一部適応機種で使用可能です。詳細な適応機種はこちらをご覧ください。
References
Caption AIページに付する製造販売情報 製造販売 GEヘルスケア・ジャパン株式会社
販売名称:汎用超音波画像診断装置 Vscan Air
医療機器認証番号:303ACBZX00012000
"Vscan Air SL"は上記医療機器の類型(SLプローブ)です。 GEは、商標ライセンス下で使用されるGeneral Electric Companyの商標です。
Vscanは、GE HealthCareの商標です。 写真の携帯端末はVscan Air一式には含まれておりません。 適応モバイル端末には使用上の必須要件があります。

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