2010年から使用してきた乳房撮影装置の老朽化がきっかけとなり、装置の更新を検討しました。その中でGE製のSenograph Crystal Novaに決定した理由は、主に5年、10年をトータルで考えた際のコストメリットと、設置性の高さです。
当院では、月に200件ほどマンモグラフィを撮影しますが、多い日は午前だけで20件以上検査を行います。その際非常に重要になるのは、故障時の患者さんの機会ロスです。装置の故障により患者さんの撮影ができず検査がキャンセルになることは、互いにとって大きなデメリットです。装置の単価だけではなく、装置の安定性・寿命に最も気を付けて選定を行いました。
GE製のフラットパネル(以下FPD)は間接変換方式で、温度変化に強く、高い安定性と長寿命を持ち合わせたFPDであることが特長です。熊本は寒暖差が激しいので、温度と湿度の範囲が広い間接変換FPDは、装置を比較検討する中で非常に魅力的でした。