まず心臓CTと合わせて複合検査を行う上で重要なのが、診療放射線技師の熟練度に関わらず、誰が撮影しても精度の高さを確保できるかどうか、ということである。そういう意味ではRevolution CTの導入は最適解であった。色々な複合検査がある中で特に心臓CT+下肢動脈CTでは、これまでテストインジェクション法、ボーラストラッキング法、またはそれらを組み合わせた方法など様々な撮影法を行ってきたが、これがベストと思えるものがなかったのが実情である。それらの悩みがRevolution CTを導入して解消された。
現に当院では入職一年目のスタッフも心臓CTを含む複合撮影に携わっており、一連の検査の流れを理解すれば対応可能となった。この「あまり難しいことを考えずに誰でも良好な検査ができる」を目指してプロトコールを作成している。