
図5.症例群と心拍数内訳
2021年9月から2022年5月の期間に冠動脈CT検査を施行した症例から、現装置導入以前の運用でもβ遮断薬を用いない30例(心拍数:60.3±7.2)をA群、β遮断薬が必要であった高心拍数の34例(心拍数:88.7±12.1)をB群、必要時にβ遮断薬を用いていた af と診断された31例(心拍数:73.9±17.8)をC群とし、心拍数や拍動状態の異なる計95例を抽出し対象とした。ただし冠動脈ステント留置術後、冠動脈バイパス術後、また石灰化を伴う症例を除外した。
左前下行枝(Left anterior descending artery:LAD)、左回旋枝(Left circumflex artery:LCX)、右冠動脈(Right colonary artery:RCA)のCurved planer reconstruction(CPR)画像について、診療放射線技師6名、循環器内科医師1名で下記の4段階にて視覚評価を行い、A群に対してB群とC群にそれぞれ統計解析を行った。検定はp<0.05を有意とした。