下記に示す3症例ともに、来院時、CT検査にて診断された症例である。
病変部位の形状変化を経過観察する必要があるが、その後のフォローアップではMRIにて検査を実施している。長期間の経過観察を行っている患者については、MRIのみでのフォローアップへの切り替えが可能となると考えている。骨腫瘍においては、短期間にサイズが増大することで悪性腫瘍の可能性が出てくると言われており、徐々に大きくなる場合は良性の可能性も含まれる。そのため、腫瘍サイズの経時的な確認が重要となる症例である。
◆ Case1. くも膜顆粒(arachnoid granulation)
◆ Case2. 骨腫瘍(osteoma)
◆ Case3. 骨腫瘍(osteoma)
脳神経外科医からは、「これらCase1、2、3の症例は全てCTとMRIの両検査にて経過観察中であった症例であるが、oZTEoによって骨情報の取得が可能になったことで、病変の大きさ、形状変化に対しての診断はMRIのみで可能である。」とコメントをもらっている。症例によってはCTを省略し、MRIのみでの評価が可能であり、患者負担を軽減することが期待できる。