Dosimetryを精度よく実施するために必要な収集条件や制限は、Committee on Medical Internal Radiation Dose (MIRD)より発行されたMIRD PamphletsやDosimetry Toolkitのマニュアルが大変参考になりました。
Dosimetry Toolkitに入力するWhole body画像の収集時間は、全て同じであることが求められます。 そこで、dosimetryの精度と撮像時間の関係について検討を致しました。図3は、NM/CT 870CZTで撮像した、111In-ソマトスタチン受容体シンチグラフィ(111In-SRS)のdosimetryにおいて、List modeを用いた後処理により撮像時間を変更させた場合のresidence timeを示しています。本検討により、whole body画像の収集時間がdosimetryに及ぼす影響は小さいことが予想されました。
図3.
111In-ソマトスタチン受容体シンチグラフィ(
111In-SRS)の dosimetryにおける収集時間とresidence timeの関係