当院で診療を行った患者さんの画像をご紹介します。
症例①
47歳男性。喀血を主訴に受診。体格指数(BMI)41の高度肥満患者。精査(気管支鏡)により、右肺S8の肺胞出血が証明され、重度の閉塞型睡眠時無呼吸症候群(無呼吸低呼吸指数:AHI80.5 )による上気道閉塞、陰圧性肺気腫に合併した出血と診断。受診時のCT画像が局在診断につながった一例。
症例②
41歳男性。肺がんの家族歴があり、前年の低線量CT検診で肺野孤立性結節を指摘されており、経過観察を希望し受診。インフォームドコンセントの結果、低線量撮影を希望された。右肺S8に径9x9x7mmの限局性すりガラス陰影が認められ、過去画像と比較し著変なかったため1年後の検査を推奨。実効線量0.93mSvと通常の胸部CT検査の13%ほどの被ばく線量。